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アタッ「シュ」ケースではない

まったくどうでもいいことなんですが、最近まで作者はあのカバンのことを、 「アタッシュケース」と呼んでいました(^^; 作者以外にも、 けっこう勘違いしている方は多いのではないでしょうか?

たしかに辞書には載っていませんし、このソフトを開発するにあたり、ネーミングをつける段階で初めて知りました。 「アタッシェ」が正しい。

そもそも「アタッシェ」とはフランス語のようでして、岩波書店の広辞苑によれば、

Attaché  −−大使館・公使館に派遣される専門職員。古くは特に、大使館・公使館付の武官。

だ、そうです。

つまり外交官などが持つ書類カバンのことを指して「アタッシェケース」となったようですね。

ちなみにインターネットで検索すると、 「アタッシュケース」と誤記したアタッシェケース販売サイトがいくつか見つかりました(笑)。

ユーザーの方から、その昔「某ドリンク剤のCMの曲で“♪アタッシュケースは勇気の印~”などという歌詞があって、 それで勘違いしてました」というメールをもらいました。 そういえば作者もこれが原因で勘違いしていたのかもしれません(^^;)。

開発のキッカケとオープンソース化した理由

そもそもは「自分で使いたい」と思ったのがキッカケです。

仕事でよくデータを自宅に持ち帰るとき、その当時はクラウドなんて、影形もなかったですし、 Webサイト経由で安全にデータをやりとりする方法がなかったのです(あるにはありましたが、お金がかかりました)。

当時、有償・無償にかぎらず、いろいろなソフトを試しましたが、イマイチどれも使い勝手がよくない・・・ アルゴリズムは簡単に手に入るのに、それにGUIをくっつけるだけじゃないの? 刺身にタンポポでしょ?  じゃあ、自分で作っちゃえ――

そんな気軽なキッカケから開発が始まりました。

当時はそんな「暗号化する」なんて、どっかの諜報機関ですか?  どんだけ秘密データ持ってるだよ?的な、少しマニアックに見られる世界でした。 とある知り合いからは「怖い」とまで言われました。たぶん「キモい」にかぎりなく近いニュアンスでしょう。

その頃は、アルゴリズムなんてAESだけで十分なのに、「いろいろな暗号アルゴリズムが使えますよ!」と 標榜するソフトがあったりして、むしろ暗号化することが楽しい人たちが使う、そんな当時の雰囲気でした。

ところが、その何年か前に、顧客情報の漏洩事件の頻発し、個人情報保護法ができたりすることで、 「暗号化する」ということが急に一般化されたような気がします。

それを機に、アタッシェケースのユーザーが爆発的に増えました。とある政府機関であったり、地方自治体や、 大手の企業さんでも全社的に導入してくださったりと、ちらほらと大きなところからご連絡をいただくようになりました。 現在も当サイトからけっこうな数のダウンロード数があります。

そうして、ちょっと僕個人では手に負える規模ではなくなってきたな・・・ そんな不安が少しよぎったとき、事件が起きました。


「アタッシェケース」に脆弱性が発見される

まさか、自作ソフトが脆弱性発見と報じられるなんて思ってもいませんでした。

失礼ながら、IEやFirefoxなどのブラウザーとか、有名なアプリケーション上だけに起きる 別次元の出来事と思っていました。

ネットで記事になったり、自分のサイト(当時@niftyにあったホームページ)がアクセス負荷で 一時閉鎖されてしまったり、少しだけ周囲が騒々しくなったりもしました。

そのあたりの経緯は、 ブログ記事 にしてありますので、興味ある方はどうぞ。

このときに、ある方から「オープンソースにしたら?」との一通のメールをいただき、 再び脳裏をよぎりました。ただ、このときはすぐにオープンソース化する準備もできておらず、 継ぎ足し継ぎ足ししてきたソースコードはぐちゃぐちゃで、どこがいま使われているのかもわからない状態でした。

とても見せられたもんじゃない・・・将来的になんとかしよう・・・

そう思って時間だけが過ぎていき、決定的な事件が起きました。


大病がキッカケでオープンソース化へ

大病を患ったのがキッカケです。死にかけました。

入院したときはそれどころではなかったですが、命拾いして帰ってきたとき、 大量のアタッシェケースに寄せられたメール(ほとんど不具合報告ですが(笑))を見たとき、 「これはいかん・・・」と思い直したのです。

もしも僕が死んだとき、拙作ながらも(正確にはわかりませんがおそらく)数万人はいるであろうユーザーさんに、 ご迷惑をおかけしたくないと。

前述の脆弱性が発見されたことも、後押しになっています。もう一人で、 閉じた世界だけでやっていくには荷が重すぎるとも思いました。

ちょうどそのとき、GitHub というプログラマーのソーシャルサービスが良い具合に成熟してきていて、

「乗るしかない、このビッグウェーブに」

さっそくアカウント をつくってしまいました。

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