
ローカルQRコードメーカー ver.1.0.0.0 - 2025/09/29
Windows 10/11
ローカル環境でQRコードのSVG・PNG画像を生成するWindows向けデスクトップアプリケーションです。
なお、QRコード®は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
ローカル環境でQRコードのSVG・PNG画像を生成するWindows向けデスクトップアプリケーションです。
なお、QRコード®は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
まだ「URL」のみの対応ですが、インターネットへは接続せず、完全にローカルでQRコード画像作成を行えます。 また、あまり見かけないSVG形式ファイルでの出力にも対応しています。
Windows アプリケーションで、Windows 10, 11 で動作します。.NET Framework 4.8 を使って開発しています。
なぜ、あまたあるQRコード作成アプリケーションソフトウェアを作ったのか? この答えには、まずこのアプリの特徴と理由を書かないといけません。
ダウンロード時以外は、インターネット接続不要です。しかも広告も無し。 オープンソースで公開もしています。GitHubにアップロードされていますので、 ここでの配布も信用できぬ、という方には、そちらからダウンロードしてビルドしてお使いいただけます。
インターネット上には、いくらでもオンラインツールがあります。 ただ、裏で何が入力されたか保存していないとも限りません。いくらか安心かといえば、 Adobe Express でも無料ページを公開しています。
私は どうしても URL の QRコードが欲しいときは、ここのAdobe Express で作っていました。 しかし、あまりにもユーザーフレンドリーにしすぎているせいか、そこまで密度のあるQRコードは要らないのに・・・ と思っていました。印刷ならともかく、モニター上で表示するとき、QRコードの誤り訂正など、ほぼ要らないし、 むしろ密度がない方がカメラでの認識が速いのでは?と思った次第です。
SVG形式ファイル出力に対応しています。PNGサイズを指定しての出力も可能です。
意外とQRコード画像を出力する形式に、「SVG」があまりない、というのが開発の理由の一つです。 あるにはあるのですが、有償版(しかもお高い)の機能として入っているのが多い気がしました。
ですので、PNGファイル出力の方が実はオマケだったりしています。
いっさい、外部とはインターネット接続しておりません。 唯一あるとすれば、バージョン情報を出したときに、当ウェブサイトへのリンクがありますが、あれはただ、 URLを、あなたが既定としているブラウザーに投げているだけですので、厳密には送信しておりません。
たしかにオフラインのQRコード出力ツールは存在しますが、マネタイズのために広告が出たりするものもあります。 そうなると、本当に外部には送信してないのか?という疑念が出ます。ですので、この「ローカルQRコードメーカー」は、 一切のインターネット接続を行いません(広告も出ません)。
フリーソフトに限れば、QRコードを生成するものはたくさんありますが、EVコードサイニング証明書付きでないのが多い。
もちろん、フリーソフトなので、EVコードサイニング証明書を付けるのは費用がかかりすぎます。 ただ、起動時にWindowsのスマートスクリーンが出ると、ちょっと躊躇してしまうんですよね(アプリに罪はなし)。
このソフトには、EVコードサイニング証明書が付いています(他の主力製品で得た収益で買ってます)。 おそらくWindowsのスマートスクリーンは出ずに、安心してインストールができると思います。
前述の、Adobe Express の QRコード作成オンラインツールも良いのですが、あまりにもユーザーに優しくしているため、 QRコードの密度調整まではできません。私は印刷を前提とした出力は行わないので、最低限の「誤り訂正」にして、 むしろカメラの認識しやすい方が良いかな、と思っています。
日英の2言語に対応しています。今はOSのロケールを読んで自動で切り替えを行っています。 要望があれば、手動切り替えも機能追加したいとは考えています。 また、要望があれば多言語を増やしても良いかもしれません(そのときは訳者募集)。
当Webサイトの主力製品であるアタッシェケースでも、 外国の方が使うという事例は少ないですが(片方が日本人で、相手にも使ってもらいたいなどはある)、 一応は対応しました。
あとは、ユーザーの皆様には関係ありませんが、今後の開発では、ローカライズももう少しUIから分離した形で行いたいため、 その実験も兼ねています(中を見てもらえば分かると思いますが、言語別JSONファイルで対応しました)。
使い方はいたってシンプルです。以下の一画面ですべてが完結します。
各機能を順を追って説明していきます。
QRコードにしたい「URL」を入力します。文字数に応じてQRコードの密度の変わってきますのでご注意ください。
当然、長い URL ですと、密度がこれ以上、小さくできないなどの制限がかかります。
QRコードは、黒と白の四角いパターンで情報を保存します。
でも、もしそのパターンが汚れたり、傷ついたりしたら、読み取れなくなくなります。
そのために役立つのが「ECC(誤り訂正符号)」です。これは、QRコードの中に「予備の情報」を入れておく
仕組みで、QRコードが汚れたり、多少のミスがあっても正しくデータを読み取れるようにします。
ただし、このアプリは印刷を考慮に入れていないので、さほど気にする必要はないでしょう。
レベル | 訂正できるエラーの目安 | おすすめの使い方(デジタル専用の場合) |
---|---|---|
L (Low: 低い) | 約7%のミスまでOK(例: 少しの汚れ) | デジタル画面ではエラーが起きにくいので、QRコードが小さくシンプルに作れます。 |
M (Medium: 中くらい) | 約15%のミスまでOK(例: 中くらいの汚れや傷) | 念のため少し強くしたいときに。デジタルでは問題ないが、Lより少しサイズが大きくなります。 |
Q (Quartile: けっこう高い) | 約25%のミスまでOK(例: けっこうなダメージ) | 印刷物で使う場合に便利。しかしデジタル専用ならオーバースペックか。サイズがかなり大きくなります。 |
H (High: 高い) | 約30%のミスまでOK(例: 大きな傷や欠け) | かなり強い。過酷な環境(屋外ポスターなど)向け。デジタルではほとんど必要ない。サイズが一番大きくなります。 |
QRコードの「バージョン」は、QRコードのサイズや保存できるデータの量を決めるものです。
簡単に言うと「QRコードの四角いマスの数」を表します。バージョンが低いと小さくてシンプル、
バージョンが高いと大きくてたくさんの情報を詰め込めます。そこがECC(誤り訂正符号)とちがうところです。
基本的にユーザーの方には「0(=自動)」にしておくことをオススメします。
バージョン | マス目のサイズ | 保存できるデータ量(目安) | デジタルでの使いやすさ |
---|---|---|---|
0 (自動) | アプリが自動選択 | どんなデータでもOKですが、このアプリではURLのみ。 | 楽に読み込める(わざわざ変える必要無し)。 |
1~10 | 小~中(21×21~57×57) | 短いURLやテキスト | デジタル上でも読み込める。 |
11~40 | 大(61×61~177×177) | 長い文章やデータ | デジタルでは大きすぎて読み取りが遅くなるかも。 |
PPMは「Pixels Per Module(1モジュールあたりのピクセル数)」の略で、
QRコードのドット(四角いマス)の大きさを決めるものです。
QRコードは小さな黒と白の四角(モジュール)でできていますが、
PPMは「その四角1つを何ピクセルで表示するか」を表します。
値が大きくなるほど、QRコード画像サイズが大きくなる傾向があります。
SVG形式ファイルで出力するときには、どの値にしても関係ありません。PNG形式画像のときに注意が必要です。
クワイエットゾーン(Quiet Zone)は、QRコードの周りに設ける空白の枠のことです。
この空白は、スマホやカメラがQRコードを正確に読み取るために「ここからQRコードが始まる」ことを示す
大事なエリアです。チェックを外せば、消えますが、画像を貼る場所によっては読み取りが難しくなるかもしれません。
クワイエットゾーンは原則、QRコードのモジュール(小さな四角)の幅の4倍以上の空白を設ける必要があります。
たとえば、QRコードの1ドットが2ピクセルなら、8ピクセルの空白を周りに作るイメージです。
出力するPNG画像の縦横のサイズを指定できます。ただ、これは前述したPPM(解像度)の影響を受けますので、 きちんとしたサイズにならない場合があります。解像度で調整をかけるか、 どうしてもそのサイズが欲しい場合は、出力したものを別の画像編集ソフトで編集する必要があります。
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「ローカルQRコードメイカー」のソースコードは、MITライセンスです。
オープンソースとして、以下に公開されています。
<
https://github.com/hibara/QrMaker/>
Copyright©2025 M.Hibara, All right reserved.
前述のライセンスは、ソースコード(プログラム)についてのライセンスですので、
基本的にこのアプリケーション(ローカルQRコードメーカー)の使用についての制限は一切ありません。
個人利用・商用利用に関わらず、制限なくご自由にお使いいただけます。
また、作者への許諾・確認なども不要です。
ただし、このツールのソースコードを改良して発売するなど、ガッツリ商用利用する際は、
「QRコード®」が株式会社デンソーウェーブの登録商標ですので、商標権侵害となる可能性があります。
その点については、デンソーウェーブ社にお問い合わせください。
バグの報告、要望、プルリクエストなどあれば、お気軽に以下までご一報ください。
>
GitHub ページの Issues
<
https://github.com/hibara/QrMaker/issues>>
または、作者のメールアドレスは以下のとおりです。
ひばら みつひろ