ライミング・ツール ver.1.0.0.0 - 2024/07/29
Windows 10/11
日本語による歌詞作成支援、ライミング作成支援を目的とした、ライミング検索ツールです。 入力した文章に対して「品詞」分解を行い、その単語の「母音」から似た母音の別の単語を検索し列挙します。
日本語による歌詞作成支援、ライミング作成支援を目的とした、ライミング検索ツールです。 入力した文章に対して「品詞」分解を行い、その単語の「母音」から似た母音の別の単語を検索し列挙します。
入力した文章を形態素解析して品詞に分解、それぞれの単語の「品詞」と「母音」をキーにして 辞書を検索し、一致率が高いものからピックアップします。
Windows アプリケーションで、Windows 10, 11 で動作します。.NET Framework 4.8 を使って開発しています。
使い方はいたってシンプルです。上部のテキストボックスにライミング検索をしたいテキストを入力します。 そして、下部にある「ライミング検索」ボタンを押すだけです。
さらに、この検索で何が行われているかを詳しく説明すると、 入力した文章を形態素解析で、品詞毎に分解して、それに近い母音を持った単語を辞書から引いてきて、 各品詞毎に並べてピックアップしています。デフォルトでは、各品詞毎に20個、列挙します。 この設定は変更できます。
あまりにも長い文章だと、検索に時間がかかりますので、そこだけは注意が必要です。
入力した文章を 形態素解析して品詞に分解、それぞれの単語の「品詞」と「母音」をキーにして 辞書を検索し、一致率が高いものからピックアップします。 なお、形態素解析のライブラリとしては、 `MeCab.DotNet`を組み込んで使っています。
形態素解析を行ったあとに、品詞毎に母音を生成して、後方一致で検索するというのを図で表すと以下のとおりです。
試しに、「朝日が昇る海」を入力して「ライミング検索」ボタンを押してみましょう。
結果は、以下のような感じで検索結果テキストが出力されると思います。
朝日 旭, 祓い, 係, 回り, 変わり, 当り, ざかり, がかり, 盛り, たたき, あまり, あたり, 替わり, 騒ぎ, 余, 辺, まがい, まわり, 絡み, 余り
の ノ, 之, ヨ, よ, ヲ, ぞ, と, の, を, ど, も, けれども, なんぞ, けれど, ものの, けども, ども, しも, っと
昇る のぼる, おそう, 隠る, ほこる, もどく, 起す, 挙る, ともす, おもう, 滅ぶ, 徹す, 思う, おとす, 縅す, のこる, 詛う, もとる, 及ぶ, 寄越す, 氷る
海 宇美, 隅, 対, 類, 打ち, 主, ぶり, 組, 行, 筋, 塗り, すぎ, 刷り, 行き, つき, 向き, 済み, 釣り, ずみ
この検索結果を元にして、続きのリリックを書いてみましょう。
朝日の昇る海(あさひの のぼる うみ)
騒ぎの戻る月(さわぎの もどる つき)
どうでしょうか? これは、つまり母音で韻を踏んでいるということですね。図に表すと以下のとおりです。
パーセンテージで指定します。 初期値は、「75」%です。4文字の単語なら、3文字以上が一致したものをピックアップします。
母音の後方一致した検索結果をいくつピックアップするかを指定します。初期値は「20」。 あまり多いと検索に時間がかかるので注意してください。
母音ではなく、発音(全角カタカナ)で一致する検索結果をいくつピックアップするかを指定します。 初期値は「0」です。
一応、今回のツールは、「母音」による検索がメインですが、発音とずばり一致するものも 検索できるようにしました。「母音」検索と一緒に、少しだけ発音の一致も探したいときは、 「0」以上にしてみてください。
辞書をインポートするには、カンマ区切りの書式でCSVファイル形式であることが条件です。
必須項目は、「単語」「品詞」「読み方(全角カタカナ)」「発音(全角カタカナ)」で並べます。
CSVの解析方法は、まず一番目に来る項目を「単語」 次に、各項目の後ろの一文字に「~詞」が含まれれば「品詞」 最後に全角カタカナを探しに行って、先に見つかったものが「読み方」 そして、連続して次の項目を「発音」 と、認識します。
一応、投入辞書の文字エンコーディングは自動判定されますが、`EUC-JP`、`Shift-JIS`、`UTF-8`が無難でしょう。
また、重複チェックも行っていますので、同じ単語は登録できない(登録をスキップする)仕様になっています。 とりあえずデータベースが壊れるのを防ぐために、「dictionary.db」は別の場所へコピーして置くことをお勧めします。
MD5:SHA-1:
MD5:SHA-1:
「ライミング・ツール」は、MITライセンスです。
オープンソースとして、以下に公開されています。
<
https://github.com/hibara/RymingTool/>
ただし、このアプリケーションの動作に必要なライブラリ群(形態素解析用、データベース操作、 文字エンコーディングなど)は、それぞれのライセンスに準じてください(GPL だったり、LGPL などあります)。
Copyright©2024 M.Hibara, All right reserved.
前述のライセンスは、ソースコード(プログラム)についてのライセンスですので、 基本的にアプリケーション(ライミング・ツール)の使用についての制限は一切ありません。
個人利用・商用利用に関わらず、制限なく自由にお使いいただけます。 また、作者への許諾・確認なども不要です。
バグの報告、要望などあれば、お気軽に以下までご一報ください。
>
GitHub ページの Issues
<
https://github.com/hibara/RymingTool/issues>>
作者のメールアドレスは以下のとおりです。
ひばら みつひろ