「アタッシェケース#3」のβテスト版をリリースしました。ようするにアタッシェケースの「Version.3」へのメジャーバージョンアップです。
https://hibara.org/software/attachecase/
僕が好んで使っていた統合開発環境「C++Builder」の価格高騰に伴いバージョンアップを諦め、無料で使える、Microsoftの「Microsoft Visual Studio Express 2015 for Windows Desktop」に乗り換えて、開発しました。言語は、C#ですので、ほぼフルスクラッチでの開発でした。
2004/07/25 に『ver.2』がリリースされてから、ここまで少しずつ改良を重ねてきましたが、 それはほとんどが本体側だけで、そこから生成される暗号化データの形式は、互換性を保つため、 ほぼ当時のままの設計で来ていました。
あれから年月が経つにつれて、当時の僕の拙いプログラミングから、パスワードの扱い方にやや弱い部分があることや、 暗号化するバッファの一部がとても小さく、暗号化・復号処理に時間がかかっていたことなどが分かって来ました。
また、データに格納するファイル情報が冗長になり、不要なもの、次第に使われなくなったものが多くなってきました。 そこで今回のメジャーバージョンをキッカケにして、データの仕様も全面的に見直し、再設計を行いました。 その結果、Ver.3 は、Ver.2よりも暗号強度の高いファイルを生成します。
そのため、暗号化ファイルは上位互換です。Ver.3で暗号化したファイルは、ver.2では開くことはできません。ただし、Ver.3では、Ver.2のファイルは開くことができます。
ソースコードは、GPLv3ライセンスとして、GitHubにもアップロードされています。ご興味のある方はぜひご覧いただき、フィードバックや改良案などいただけると嬉しいです(ただし、簡単な質問はググってね♥)。
また今回から、Windows 10にも正式対応しました。一応、タッチパネルを意識した作りをしたつもりですが、細かいところではどうでしょうか。タッチパネルを頻繁に使われる方で、この辺りの挙動でご不便なところがあれば、ご意見いただきたいです。
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日々の開発作業で気づいたこと共有を。同じところで躓いている人が、 検索で辿り着けたら良いな、というスタンスで記事を書くので不定期更新になります。
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